ヒマワリのような笑顔を咲かせましょう ~コーチング~

相手を育てるコミュニケーション方法として「ティーチング」「コーチング」の2種類があるのをご存知ですか?

 

その違いは、教える側と教わる側のどちらが答えをもっているかです。知識や経験が浅い相手に、仕事の仕方を教える方法がティーチングです。例えば、「この仕事は、このように進めてください」「スケジュールは、こうです」など仕事のやり方・進め方を具体的に指示し教える方法です。

仕事の仕方が分かり経験を積んだら、次は、コーチングを行います。「どのように仕事を進めますか?」「スケジュールは、どのようにしますか?」など、答えを引き出すような質問をし相手に考えてもらいます。質問をする時は、責める言い方ではなく、やんわりと気づくような質問をします。相手の思いや考えを引き出すと、自ら考え解決策を見つけ行動に移すことが出来るようになります。コーチングとは、相手の目標や希望が達成できるようサポートすることであり、質問力がとても大切になります。

 

ティーチングやコーチングは、さまざまな場面や相手によって使い分けることが大切です。その効果は、ビジネスだけでなく、教育やスポーツなどあらゆる分野で発揮できます。

浜脇整形外科病院にも、たくさんの新人が入社しましたが、独り立ちをしていく過程でさまざまな問題も起きてきます。その時に、皆さん、「なぜ、その問題が起きたのか?」と言っていませんか?そうすると、責められている気がして言い訳を考えてしまいます。「どうしたら問題が起きなかったのか?」と原因を人から事に焦点を当てることで責められた感じがなく未来志向となり、次の行動に繋がります。

家庭内の事例を挙げてみましょう。自分からバイオリンを習うと言ったAちゃん。でも、段々と足が遠のき・・・

Aちゃん:「楽しくないから行きたくない」

ママ:「自分が行きたいって言ったよね?なぜ、行かないの?」

Aちゃん:「だって、今日はお絵かきしたい!!」

ママ:「自分から始めたいっていったじゃない!!」

Aちゃん:涙

 

これは、質問ではなく詰問になっていますね。なぜ?と問いかけると、言い訳になってしまいます。『なぜ?』を『何を』に変えてみましょう。

 

ママ:「今まで頑張って行ってたでしょ。行きたくない理由は何かある?教えて欲しいな」

Aちゃん:「練習してないと先生に怒られるから行きたくない」

ママ:「そうなんだ。怒られるからなんだ」

Aちゃん:「そう!」

ママ:「じゃー、練習してたら怒られないの?」

Aちゃん:「うん!」

ママ:「そうなんだ。練習できるといいんだよね?ママが手伝えることは何かある?」

Aちゃん:「えっと・・・練習する時に一緒にいて欲しい」

 

『なぜ?』を『何を』に変えただけで気持ちを引き出すことができ、対応策を実行可能な範囲で考えることができました。

 

目的や夢を叶えるためにどうすればよいのかを自発的に考えて行動出来るようにサポートするのがコーチングです。私たちも身だしなみやおしゃれの違い・ステキな言葉遣いなど医療者としての接遇を学びながらコーチングのスキルとしての「訊く・承認する・質問する力」を磨いています。自分へのコーチングや夫婦間にも使えますよ♪

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