みんなでやってみよう!!足チェック

県内で開催される、広島かけっこキャラバン に、浜脇整形外科病院は「足チェック」のブースを出させていただき、参加者の足の長さや足幅の測定、足型チェック、ひろのば体操と靴の履き方の指導をおこなっております。

「足チェック」の内容を一部紹介しましょう。

足チェック

まず、ご自身の足をじっくり観察してみましょう。

次に紹介するような状態になっていないですか?

 

かがみ指   ・・・足の指を観察してみましょう。

指がまっすぐに伸びず、曲がっている、足指の関節に線がくっきり入っている、足指にタコができている場合はチェック

 

外反母趾 ・・・足の内側に定規や棒を当ててみて下さい。

親指と棒の間に出来た隙間の大きさをチェック。

隙間に指が1本以上はいる場合は、

親指がうまく使えていない可能性があります。

 

内反小趾 ・・・足の外側に定規や棒を当ててみて下さい。

小指と棒の間に出来た隙間の大きさをチェック。

 

隙間に指が1本以上はいる場合と小指の爪が外側を向いてい

る場合は、小指がうまく使えていない可能性があります。

 

浮指 ・・・立った時、足の指が地面についていない指がある、

足指でグーをした時に、付け根までしっかりと曲がらない場合はチェック。

指が浮いて、うまく力が入らない可能性があります。

 

 

足と靴の関係

かがみ指、外反母趾、内反小趾にチェックが入った人は、靴のサイズが合っていない、あるいは靴の中で足が滑っている可能性があります。靴の中敷きを取り出し、足を乗せてみましょう。つま先と中敷の先との距離が8mm~12mmが理想です。サイズのあっている靴を着用されていますか? また、中敷についている指の跡とご自身の指の位置は一致していますか?指の跡の方が、実際の指先よりも前に着いている場合、靴の中で足が滑っています。靴を履くとき、踵を合わせて、靴ひもやマジックベルトなどで、しっかりと踵を固定しましょう。

紐靴を選ぶときは、足の指のつけ根と紐の穴の始まる位置が同じになるようなものを選び、つま先側から締めていくと、横アーチのサポートになり、足指が開きやすくなります。

浮き指にチェックが入った人は、踵の位置よりも爪先の位置が高い靴を長時間履いていませんか?最近はトレーニング用のシューズで靴底がカールしている靴もあるので、要チェックです。スリッパやサンダルなど、足の指を反らせて履かないと脱げるような履物も、長時間履いていると浮き指が助長されるため、目的にあった靴選びを検討してみましょう。

足と動きの関係

足チェックではご参加いただいたほとんどの方に浮き指が見られます。

親指が浮いている人や、親指の変形がある人は、前後方向へのふんばりがききにくいです。試しに親指を浮かせて前後へ体重移動をしてみましょう。親指を地面に付けて体重移動するときより、重心の移動幅が小さくなったり、腰を余計に動かしたりして、制御していませんか?親指がうまく使えないと、バランスがとりづらくなるため、転びやすくなったり、前後方向への重心移動が難しくなったり、腰に余計な負担がかかったりすることがあります。

小指が浮いたり変形がある人は、左右への体のひねりが難しくなります。小指を浮かせて体を左右にひねってみましょう。小指をついているときに比べ、ひねりにくくありませんか?小指を使えることで、ゴルフや野球のスイングが今よりもしやすくなるかもしれませんよ。

 

このように足の状態と靴や動きには深い関係があります。足指がうまく使えるように靴の履き方、選び方を実践してみて下さい。

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