食材選びの新マニュアル 〜飲み物の選び方〜

今年は経験したことのないような猛暑の到来で、冷たい飲み物が欲しくなる日々。
身体のための水分補給が、かえって身体に負担をかけることになっては大変です。
今回は飲み物の選び方についてお伝えします。

<ジュースの選び方>

ジュースを購入する際は、必ず原材料表示を確認しましょう。特に注意が必要なのは、「人工甘味料」と「異性化糖」です。
「人工甘味料」では、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースが使われているものは避けましょう。これらの甘味料は砂糖の100~600倍の甘みがあり、少量でも強い甘みを感じることができるためダイエット飲料に多く使われています。
「異性化糖」は、ブドウ糖果糖液糖果糖ブドウ糖液糖などと表示され、遺伝子組み換えトウモロコシを原料にして作られています。
ジュースが飲みたい時は、ストレート果汁100%、香料無添加のものがおすすめです。
100%ジュースでも、濃縮還元や香料添加されたものが多いので、原材料確認はお忘れなく。

<スポーツドリンク>

水分補給といえば、スポーツドリンクを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
スポーツドリンクには糖分と塩分が含まれているため、水代わりに飲むのはおすすめできません。発汗量が多い場合はスポーツドリンク、それほどでない場合は水という使い分けが大切です。
ジュースと同じく、原材料に人工甘味料、異性化糖が使われているものは避けましょう。

市販のスポーツドリンクは人工甘味料や異性化糖が使われているものが多いので、
自家製ドリンクがおすすめです。

<自家製ドリンクの材料>
100%グレープフルーツジュース・・・500ml
(100%オレンジジュース)
水・・・・・・・・・・・・・・・・・500ml
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・1~2g

 

<コーヒー・紅茶>

コーヒー、紅茶は自宅で淹(い)れるのがおすすめです。
最近ではコンビニでも淹れたての美味しいコーヒーが飲めるようになりました。
ペットボトルや缶入りを購入する際は、必ず原材料表示を確認しましょう。
砂糖入りの場合は、人工甘味料が使われていないものを選びます。
砂糖なしの場合は、香料が入っていないものがおすすめです
コーヒーや紅茶は利尿作用があるため、水分補給というよりは、
リラックスするために飲むとよいでしょう。

<お茶>

自宅で淹れたお茶は無添加で安心です。
麦茶はカフェインゼロなので、子どもから大人まで安心して飲むことができます。
ペットボトルや缶のお茶は、色や味が変化するのを防ぐためビタミンCが添加されています。

<水>

飲み物の中で、最も安心安全なのが水です。
ペットボトルの原材料を見ても、添加物は入っていません。
パッケージは水のようでも、糖分や香料が添加されたものもあるので、原材料の確認はお忘れなく。
よく冷やした水にレモンスライスやミントなどのハーブを浮かべると、さっぱり美味しく飲むことができますよ。

 

浜脇整形外科 栄養科 下岡 麻実

 

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