転ばぬ先の骨粗鬆症予防 ~覚えておきたい5つのポイント~

骨粗鬆症予防のために、「カルシウム」を意識して取り入れている人は多いのですが、実はカルシウムだけでは骨づくりのための十分な力を発揮することはできません。転ばぬ先の骨粗鬆症予防対策をお伝えします。

骨粗鬆症は高齢者の病気と思われがちですが、過度なダイエットや偏食による栄養不足、過度な紫外線対策、運動不足などにより、若くても骨粗鬆症の危険性が高まります。

骨の材料となるのは、カルシウムです。その吸収を助けてくれるビタミンDや、骨を丈夫に保つ働きがあるビタミンKなども取り入れたバランスのよい食事を心がけることが大切です。丈夫な骨を維持するために覚えておきたい5つのポイントをご紹介しましょう。

バランスのよい食事

健康を支えるのは、バランスのよい食事です。主食・主菜・副菜のそろったメニューを心がけ、できるだけ多くの種類の食品を摂取しましょう。

  • 主食(ごはん・パン・麺類)
  • 主菜(肉・魚・卵・豆腐)
  • 副菜(野菜・きのこ・いも・海藻)

摂取カルシウム量を達成しよう。

自分のカルシウムの推奨量を目安に、カルシウムが多い食品を取り入れましょう。

ビタミンDを含む魚を1日1回

カルシウムとビタミンDを同時に摂ると、腸管でのカルシウム吸収率が良くなります。ビタミンDは、魚に多く含まれているため、1日1回魚料理を取り入れることで必要量を摂取することができます。

骨を元気にするビタミンK食品を

ビタミンKは骨の健康維持にも不可欠で、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成を促します。油に溶けやすい性質があるため、油を使った加熱調理がおすすめです。オムレツ、野菜炒め、チャーハンなどで上手に取り入れましょう。

摂りすぎと要注意の食品  

せっかく、食事に気を配っていても、インスタント食品やスナック菓子に含まれるリン、塩分、カフェイン、アルコールの過剰摂取は、カルシウムの吸収を妨げたり、尿中排泄を増加させたりします。摂りすぎに注意が必要です。

 

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